古いiPadをパソコンのサブディスプレイとして無料で再利用

新しいタブレットに買い替えて、引き出しの奥に眠っている古いiPadはありませんか?売ってもあまり値段がつかないような旧型モデルでも、実はパソコンの「サブディスプレイ(デュアルモニター)」として活用できる非常に優秀なデバイスになります。画面を増やすことで、資料を見ながら文章を書いたり、オンライン会議中に別の作業をしたりと、テレワークや作業の効率が劇的に向上します。

Macユーザーなら標準機能「Sidecar」が最強

もしお使いのパソコンがMacで、iPadも比較的新しいOS(iPadOS 13以降)に対応しているなら、Apple標準機能の「Sidecar(サイドカー)」を使うのが一番簡単で高品質です。

使い方:MacとiPadを同じApple IDでログインし、Wi-FiとBluetoothをオンにします。Macの「システム設定」から「ディスプレイ」を開き、追加ボタンからiPadを選択するだけ。これだけで遅延もほとんどなく、高画質なセカンドモニターとして機能します。ケーブル接続でもワイヤレスでも利用可能です。

Windowsユーザーや、Sidecar非対応の古いiPadの場合

Windowsパソコンを使っている場合や、Sidecarに対応していない少し古いiPad(iOS 12以前など)の場合は、サードパーティ製のアプリを使用します。ここでは無料で使えるおすすめアプリを紹介します。

Spacedesk(スペースデスク)
Windows向けの無料アプリとして非常に有名です。パソコン側に専用ソフトをインストールし、iPad側にアプリを入れます。同じWi-Fiに繋がっていれば、ワイヤレスでiPadをモニター化できます。完全無料で多機能ですが、Wi-Fi環境によっては少し画面の遅延やブロックノイズが発生することがあります。資料の閲覧用やチャットツールの表示用としては十分実用的です。
Yam Display Free
Mac専用のUSBケーブル接続アプリです。Sidecar非対応の古いMacやiPadの組み合わせでも動作します。無料版ではセッションごとに時間制限がある場合がありますが、遅延が少なくサクサク動くのが特徴です。

有料アプリを検討する価値もある

もし無料アプリを試してみて「もっと遅延なく綺麗に表示したい」「動画もスムーズに見たい」と感じた場合は、「Duet Display」や「Luna Display」などの有料アプリ・機器も検討の価値があります。これらは有線接続や専用アルゴリズムを利用しており、専用のモバイルモニターを買うのに迫る快適さを提供してくれます。

サブディスプレイ化する際の注意点

  • バッテリーの消費:画面を常にオンにして通信を行うため、iPadのバッテリー消費は早くなります。長時間の作業では、パソコンからケーブルで給電しながら使うのがおすすめです。
  • スタンドの用意:パソコンの横に見やすく配置するためには、安定したタブレットスタンドが必須です。100円ショップで売られているものでも十分ですので、一つ用意しておきましょう。

使わなくなった端末でも、アイデア次第でまだまだ現役として活躍できます。ぜひ自宅に眠っているiPadを引っ張り出して、快適な作業環境を作ってみてください。